日本人はお箸を使って食事 をすることが多いので、右でお箸を持つ人は口の左側 に食べ物を運びがちで、 左の人はその逆になる ためだとも言われています。 そのため、 右利き の人は左側、左利きの人は右側で噛むこと が多いようです。 極端な片噛みを続けていると、知らないうちに身体 にも様々な悪影響を及ぼしかねません。
どっちの歯で噛む?
歯は奥歯から前歯にかけて、顔の外形にそった歯列(歯並び)がみられます。 人の歯並びを観察しますと、右利きの人は左側で噛む人が多いようです。 左利きの人は反対に、右側で噛む人が多いようです。
右ばかりで噛むとどうなる?
例えば、いつも右側でばかり噛んでいると、右の顎関節や咀嚼筋に負担がかかることで、連動している首の右側の筋肉も緊張し、首が右側に傾いてしまいます。 肩や腰、下半身など全身のゆがみも強くなり、頭痛、肩こり、疲れ目、めまい、耳鳴り、腰痛、手足のしびれなどの異常を引き起こすといわれています。
片側で噛むとどうなる?
片方だけ緊張した筋肉の影響は、頭を支えている首にも現れ、首から肩、腰、下半身と、いたるところにコリや痛みという形で広がります。 また、一方のあごの関節に負担が集中しますので、あごが痛んだり、口が大きく開けられなくなる「顎関節症(がくかんせつしょう)」の原因にもなります。
ご飯 どっちで噛む?
そうならないためにも、歯科医院でトラブルが起こっているところの治療を行い左右両方で噛めるようにすることが大切です。 また、お食事をする際には左右均等に噛むように意識してみてください。 ご飯も美味しく召し上がることができないと思いますのでふと気がついたときに反対側で噛んだりしてみるといいかもしれません!