羽毛布団が暖かいのは、ダウンの中に空気層をつくり、そこに熱が蓄えられるから。 1つ1つのダウンのことを「ダウンボール」と呼びますが、ダウンボールに細かく生えている小羽枝(しょううし)は、涼しくなると開き、暖かくなると閉じる性質をもっています。 小羽枝が小さな空気層をたくさんつくるから、羽毛布団は軽くて暖かいのです。
なぜ布団は暖かくなるのか?
暖かさには羽毛の性質が関係 羽毛ふとんが暖かいと感じるのは、羽毛の性質が関係しています。 ふとんに使われる羽毛は、寒いと膨らんで開き、たくさんの空気を含みます。 そして、体温から伝わった熱を逃がさないようにしているのです。 この性質は、良質な羽毛ほど顕著に表れます。
羽毛 なぜあたたかい?
羽毛(ダウンボール)は弾力のあるタンポポの綿毛の様な形をしていてたくさん集まると中に動かない空気層が出来ます。 空気は熱伝導率が低いので体の熱を外に逃がさず寝床の中が暖かいのです。 暖かい布団というよりも保温性が高い布団という感じですね。
布団に入っても寒い なぜ?
それは、温かい空気より冷たい空気の体積が重いからです。 床に布団を敷いて寝ている場合は、冷たい空気層にあるので寒くなります。 また、戸建ての住宅などの場合、床下から冷たい空気が入り込むと布団が温まらない場合があります。
羽毛布団 夏はどうする?
夏に使える羽毛布団はダウンケット ダウンケットは羽毛布団のダウンの量を減らした肌掛け布団で、保温力がそこまでありません。 羽毛の吸湿性や通気性を活かし、夏でも涼しく使えるという優れた肌掛け布団なのです。 ダウンケットは単体でも販売されていますし、合掛けとダウンケットを合わせた2枚合わせの羽毛布団もあります。