月のうす暗い模様は「海」とよばれ、「晴れの海」とか「雨の海」とかの名前がつけられていますが、本当に水がある海ではありません。 月の海は黒い色の玄武岩とよばれる岩石でできていますので、暗くみえるのです。 月のその他の部分は、斜長岩とよばれる白い岩石でできているので白っぽくみえるのです(月の高地といいます)。
月の模様は何に見える?
月の薄暗い模様の正体は、「海」と呼ばれる平原のような部分です。 月は、いつも地球に同じ面を向けているため、地球から見た月の模様は変化しません。 いろいろなものに見える月の模様は、実はすべて同じものなのです。 月を見る向きや、その土地の自然・習慣・伝統などが関係して、いろいろなものに見られるようです。
月の模様は何か?
月の模様の正体は“海”と呼ばれる地形 月の海は、月のマグマが吹き出して固まった玄武岩に覆われた地形で、玄武岩には鉄が多く含まれるため黒っぽく見えます。 明るく見えるところは隕石の衝突などでクレーターが多く表面はデコボコしていますが、月の海はそのようなクレーターを覆う形でマグマが冷え固まった地形のため平坦です。
月の模様 なぜ違う?
それは,月の重心が地球側に少し偏っているので「起き上がり小法師」のように地球側に同じ面が引っ張られているためである。 また,少し秤動(ひょうどう:首振り運動)しているので,表面の約59%を地球から見ることができる。 さらに,月は地球から約38万kmも彼方にある。
月にはなぜ模様があるのか?
玄武岩は、黒っぽい鉄やマグネシウムを多くふくむので、溶岩(ようがん)が冷えて固まったところは、黒くかげのように見えます。 (※この黒い部分を「海」とよびます。) このように、表面を構成する物質が場所によってことなるため、月にはもようがあるように見えるのです。