葬儀を行わないと、故人に別れを告げる時間が大幅に減るということになります。 故人の生前の言葉や遺言書の内容を尊重して決めた直葬でも、火葬でお別れするまでの段階が少なく、遺族が気持ちを整理する前にすべてを終えてしまう可能性もあります。
直葬 どんな人?
人数が全てではありませんが、極端に言えば、親類縁者や親しい仲間で見送りたいときには家族葬、故人が高齢で人づきあいがあまりなかった場合は直葬を選択します。 さらに多くの人とお別れの儀式が必要な場合は一般葬、自宅から送り出したいときには自宅葬を選ぶといいでしょう。
喪主 何もしない?
喪主は誰が務めるのか 元々喪主は「喪に服す主(あるじ)」という意味合いから、何もしないことが正式でしたが、現代では葬儀の「責任者」の役割を担うため負担がかかります。 故人の配偶者が喪主になる場合など、喪主が高齢のときは名前だけ喪主として、実際の葬儀の窓口は長男・長女などが行うケースも多くみられます。
葬儀 必要ですか?
人が亡くなれば必ず葬式を行わなければならないのでしょうか。 結論をいえば、葬式は法的な義務ではありません。 葬式を行なうか行なわないかは故人の希望や遺族の考え、経済状況などに応じて決定するもので「葬式をしない」という選択肢もあり得ます。 ただし、それは儀式(多くの場合宗教的儀式)としての葬式の話です。
直葬 いくら?
一日葬にかかる葬儀費用の目安は、25万〜50万円程度です。 これに対して直葬は、火葬料金や遺体を運ぶ搬送費、棺や骨壷、位牌など、必要最低限の物品やサービスしか必要としないことが多いため、費用の目安は15万〜25万円程度と、最も低く抑えられます。