② 造影剤の血管外漏出:造影剤が、血管外に漏れることがあります。 皮下組織に 造影剤が漏れると、腫れを生じます。 神経や血管を圧迫することもあり、場合に よっては、外科的処置が必要となることもあります。 上記の副作用や合併症により、入院治療や外来通院等が必要となる可能性もあ ります。
造影剤 漏れたらどうなる?
漏れた場合は腫れや赤みを帯びたりしますが、時間の経過とともに自然に吸収されま す。 しかし、漏れた量が多く痺れをきたす場合には処置が必要になることもあります。 ヨード造影剤は尿から排出されるため、腎機能に影響を及ぼす可能性があります。
点滴 血管外漏出 どうなる?
点滴静脈内注射時に薬液が血管内に入らず、皮下の周囲組織に漏れた状態では、注射部に腫脹が起こり、当該肢全体に広がる浮腫が生じます。 また、注射部の冷感や疼痛、不快感も発生します。 これらは、静脈針が確実に血管内へ入っていない場合と、静脈針が血管壁をつき抜けてしまった場合とが考えられます。
血管外漏出 どうなる?
血管外漏出時の症状 点滴が漏れた状態ですので、刺入部周囲に腫脹がみられます。 患者さんの自覚症状としては、疼痛・しびれなどがあります。 そして、点滴の滴下は遅くなったり、落ちなくなったりと滴下不良が起こります。
血管外漏出冷やすなぜ?
抗癌剤が血管外漏出した場合は、一般的に冷却することが推奨されている。 これは冷却することにより局所の血管収縮を引き起こし、薬剤の局在化をもたらし、抗癌剤の破壊的な効果を不活化させることを期待して用いられている6)。