真菌は人々の環境のどこにでも存在し、人々の腸管の粘膜にも住み着いています。 人々は莫大な数の真菌に毎日、曝露していますが、誰も病気になりません。 しかし、抗がん剤や骨髄移植などによって抵抗力が極端に低下してくると、真菌感染症を作り出してくるのです。
真菌 どこにでも?
カビは真菌ともいわれ、太古から地球上に存在し、 土や水、空気の中、植物、そして私たちヒトを含む動 物などと一緒に、どこにでも生息している生物です。 その種類は100万種以上、極めて種類が多い生物でも あります。
水虫菌が体内に入るとどうなる?
足や手の爪の中に白癬菌が入り込んで、爪の中で増える病気です。 爪が白く変形したり、盛り上がって分厚い爪になったりします。 ご自身の他の爪や、ご家族にもうつったりします。 ※糖尿病やお体の抵抗力が弱っている方は、爪の水虫から菌が入って足が腫れ上がったりすることがあります。
アスペルギルス どこにいる?
アスペルギルスは屋内外のどこにでもいる真菌で、特にたい肥の山、通気口、空気中のほこりの中などに多くみられます。 そのため、この真菌を避けることはできません。 通常、アスペルギルス症はアスペルギルス Aspergillusの胞子を吸い込むことで生じます。
真菌 どうやって感染?
真菌は、ごく小さな胞子をまき散らして繁殖します。 このような胞子は空気中や土壌中に存在していることが多く、体内に吸い込まれたり、皮膚などの体表面と接触したりします。 そのため、真菌感染症は通常、肺や皮膚から始まります。