真菌症は、真菌が人間の組織に寄生することによって生じる感染症である。 ここでは、頻度の高い白癬、カンジダ症、癜風について、その感染経路を述べる。 最も頻度の高い足白癬(=水虫)では、足白癬患者が持っている白癬菌が、足白癬を持っていないヒトに付着することで感染する。
真菌 どうやって感染?
真菌は、ごく小さな胞子をまき散らして繁殖します。 このような胞子は空気中や土壌中に存在していることが多く、体内に吸い込まれたり、皮膚などの体表面と接触したりします。 そのため、真菌感染症は通常、肺や皮膚から始まります。
真菌はどこにいる?
カビは真菌ともいわれ、太古から地球上に存在し、 土や水、空気の中、植物、そして私たちヒトを含む動 物などと一緒に、どこにでも生息している生物です。
いんきんたむしってどんな症状?
どんな症状? 股部周辺に円形~半円状の赤い小さく盛り上がった発疹(丘疹)や膿をもった水疱が現れ、拡大していきます。 輪を描いたように辺縁が環状に赤く盛り上がり、輪の内側は治っているかのように見える、特徴的な発疹がみられます(必ずしも環状にならない場合もあります)。
ビホナゾール 何に使う?
この薬の作用と効果について 真菌(微生物)の代謝を阻害し死滅させる抗真菌作用を持ち、真菌が原因の皮膚病治療に使います。 通常、白癬(足、体部、股部)、カンジダ症(指間びらん症、間擦疹、皮膚カンジダ症)、癜風の治療に用いられます。