カビは真菌ともいわれ、太古から地球上に存在し、 土や水、空気の中、植物、そして私たちヒトを含む動 物などと一緒に、どこにでも生息している生物です。
真菌 どこにでもいる?
真菌は人々の環境のどこにでも存在し、人々の腸管の粘膜にも住み着いています。 人々は莫大な数の真菌に毎日、曝露していますが、誰も病気になりません。 しかし、抗がん剤や骨髄移植などによって抵抗力が極端に低下してくると、真菌感染症を作り出してくるのです。
真菌 どうやって感染?
真菌は、ごく小さな胞子をまき散らして繁殖します。 このような胞子は空気中や土壌中に存在していることが多く、体内に吸い込まれたり、皮膚などの体表面と接触したりします。 そのため、真菌感染症は通常、肺や皮膚から始まります。
真菌症 って何?
真菌症は、真菌が人間の組織に寄生することによって生じる感染症である。 ここでは、頻度の高い白癬、カンジダ症、癜風について、その感染経路を述べる。 最も頻度の高い足白癬(=水虫)では、足白癬患者が持っている白癬菌が、足白癬を持っていないヒトに付着することで感染する。
真菌 何細胞?
これに対し、真菌はヒトと同じく、核が膜に覆われて保護され、核と細胞質が明確に区別されている細胞(真核細胞)からなる真核生物である。