整腸薬は、腸に対して善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすように働きかけますので、便秘と軟便の両方の症状に効果があります。 整腸薬は効き目が穏やかですので、便秘や軟便の症状がひどい場合は、便秘薬や下痢止め薬の方が適している場合もあります。
整腸剤はどんな薬?
『整腸剤』は、おなかの調子を整える薬です。 『整腸薬』ともいいます。 善玉菌がしっかりと働き、乱れた『腸内フローラ』を整えることで、軟便にも、便秘にも効果を発揮します。 整腸剤はドラッグストアやスーパー・コンビニなど、市販で買えるものが多いですが、病院で処方されることもあります。
整腸剤 なぜ効く?
何らかの原因で乳酸菌が減少した場合は悪玉菌が増えるため、便秘や下痢などが起きやすくなります。 ここに整腸剤は働きかけます。 整腸剤に含まれる乳酸菌 は胃液によりほとんど死滅しますが、これを餌として腸内に住んでいる乳酸菌が増えて悪玉菌が減少し、腸の動きも正常となっていくのです。
整腸剤 飲んだらどうなる?
整腸剤を摂取することで、乳酸菌が小腸まで到達し、小腸ある多数の免疫細胞の活性化のスイッチを押してくれます。 これにより免疫細胞が活性化されるのです。 また、ビフィズス菌が産生する乳酸や酢酸は「短鎖脂肪酸」とよばれ、これらも免疫細胞を活性化する働きがあります。
整腸剤 どのくらいで効く?
一般的に乳酸菌が腸内に定着するのが平均で2週間程度となりますので、2週間位服用しても効果が感じられない場合は一時服用を中止し、医師又は薬剤師に相談してください。