直腸診とは、直腸を診断する方法で、直腸内診断、直腸指診とも言います。 原始的な方法ではありますが比較的簡単でがんなどの診断にも役に立つ診断方法といえます。 直腸がん、直腸ポリープ、前立腺肥大、もちろん痔にも有効な方法です。 診断方法は極めて簡単で、肛門に指を挿入して指診するわけです。
直腸診 何がわかる?
直腸指診 肛門から直腸内に指を挿入して、指の感触でしこりや異常の有無を調べます。 肛門に近い直腸に発生したがんやポリープなどがわかることがあります。
直腸診 なぜ?
検査:直腸指診、肛門直腸鏡検査 排便時の出血や便潜血(べんせんけつ)検査の結果により、医療機関を受診したときに大腸がんの疑いがあると、大腸の中でもがんの発生頻度が高い直腸の検査のために直腸指診や肛門直腸鏡検査を行うことがあります。
直腸診 どこまで?
直腸診 外来で簡単にできる検査法です。 主に肛門からせいぜい10cm以内の病変が対象になり、触診と肛門鏡を併用して行うのが一般的です。 肛門に近い直腸癌や痔核、痔瘻などの診断に適しています。
直腸癌ってどんな病気?
直腸がんは直腸の組織内に悪性(がん)細胞が認められる病気です。 年齢および家族歴により直腸がんの発生するリスクに影響が出ます。 直腸がんを疑う症状として、便通の異常および便中の出血などがあります。 直腸がんを発見し、診断するには、直腸および大腸の検査が用いられます。