脂肪腫と症候群 複数の脂肪腫が存在する場合、家族性脂肪腫症または以下の遺伝性疾患に関連する可能性があります。 周囲の組織と癒着のない脂肪腫が数百個できます。 脂肪腫の他、表皮母斑、血管腫、掌蹠脳結合組織母斑、表皮母斑および頭蓋骨の過骨症、および脊柱側弯症を呈します。
脂肪腫 何回もできる?
脂肪腫の発生は一箇所にとどまる場合もあれば、さまざまな箇所に複数発生することもあります。 多くの場合は単発性で一箇所にのみ発生しますが、まれに体質的に脂肪腫が多発しやすいという人もおり、一度できると他の場所にも脂肪腫が発生することがあります。 このように脂肪腫が複数できる病気のことを“多発性脂肪腫”とも呼びます。
背中の脂肪腫の原因は?
脂肪腫は成人の上肢、肩、背部に多い皮下腫瘍で、形成外科で多く手がけている手術のひとつです。 発生原因は不明ですが、刺激の受けやすい部位に生じる傾向があります。 背部などの目につきにくい場所にできた場合、痛みを伴うことはほとんどないため、大きくなってから受診される方も多くいらっしゃいます。
脂肪腫は何科に行けばいいの?
「脂肪腫は何科を受診すればいいのか?」という疑問を持たれる方も多いと思いますが、近年では主に'形成外科'という科で診察や治療を行うことが多いです。 実際の手術は、腫瘍直上の皮膚をメスで切開し、腫瘍の周りにある被膜(ひまく=周りを覆っている膜)を周囲の組織から剥離(はくり=はがすこと)して、腫瘍の本体を摘出します。
脂肪腫の中身は?
脂肪腫はゆっくり大きくなり、やわらかいので気付かれにくく、1㎝以上になって見つかることが多くなっています。 中身は薄い膜に包まれた脂肪です。