筋肉内脂肪腫は稀ですが、皮下の脂肪腫とは違い周りの筋肉内に浸み込むように浸潤します。そのために再発する場合があり、周囲の正常な筋肉を含めて切除する事があります。
脂肪腫とは どういう病気ですか?
脂肪腫は、皮下に発生する軟部組織の腫瘍の中では最も多くみられる良性の腫瘍( できもの)です。 脂肪腫には、皮下組織に見られる浅在性脂肪腫と、筋膜下、筋肉内、筋肉間に見られる深在性脂肪腫があります。 普通は、成熟脂肪組織で構成される柔らかい単発性腫瘍ですが、稀に多発性することがあります。
脂肪腫の中身は?
脂肪腫はゆっくり大きくなり、やわらかいので気付かれにくく、1㎝以上になって見つかることが多くなっています。 中身は薄い膜に包まれた脂肪です。
脂肪腫 放置するとどうなる?
脂肪腫は良性腫瘍なので、徐々に大きくなりますが、放置しても命に関わることはありません。 しかし大きくなってから手術をすると、手術のリスクが高くなる、傷跡が大きくなる、もし悪性だった場合には治療の遅れが問題となる、などのリスクがあります。 したがって、ある程度の大きさになったものでは手術をする方がよいでしょう。
粉瘤 脂肪腫 どっち?
粉瘤と脂肪腫の違い:見た目や触感で見分ける 色に変化がなく盛り上がっているものは脂肪腫である可能性が高く、黒い点がある・全体が青黒い場合には粉瘤の疑いが強いと言えます。 ただし、はっきりとした違いがわからないこともありますので、受診して診断を受けましょう。