痔瘻を発症する主な原因は、下痢などがきっかけで、お尻の周りに存在するくぼみに便が入ってしまうことです。 くぼみに入った便から細菌感染を起こして、肛門腺という部分に 膿 うみ がたまると、痔瘻を発症します。 やわらかい便はくぼみに入りやすいことから、下痢をしやすい方は、痔瘻を発症しやすいです。 7 окт. 2019 г.
痔瘻になるとどうなる?
歯状線のくぼみ(肛門陰窩〈こうもんいんか〉)から細菌が入り込むと、肛門腺が化膿し、その炎症が肛門周囲に広がって膿(うみ)がたまります(肛門周囲膿瘍)。 これが自然に破れるか切開することにより、膿が排泄されます。 そのまま治る場合もありますが、多くは膿の管(瘻管〈ろうかん〉)が残った状態となり、これを「痔瘻」といいます。
痔瘻放置するとどうなる?
肛門のほかに出口がつくられてしまう 常に大腸とつながっているので自然に治ることは期待できません。 さらに通常の痔と異なり、痔瘻を放置すると悪性化(痔瘻がん)に発展することがあります。 大腸がんのなか中でも最も予後が悪いので、お尻の病気だからと躊躇せずに、痔瘻が疑われる場合には早期に受診をお勧めします。
痔瘻 再発 なぜ?
●痔瘻は再発しますか? 痔瘻は手術しても再発することがあります。 その原因は痔瘻のもと(原発口)が除去されておらず、肛 門腺の感染巣が除かれていないからです。 原発巣の完全除去です。
痔瘻 手術しないとどうなる?
ポイント③「手術しない場合は定期的に診察を」 まれに痔瘻から癌が発生することがありますので、手術をしない場合は定期的に当院を受診してください。