中腸ちゅうちょう 動物の消化管の一部で、前腸と後腸に挟まれた部分。 脊椎(せきつい)動物では発生学の用語でやはり中腸とよばれる部分に由来し、十二指腸と小腸を含み、とくに養分の吸収の点で主要な役割を果たす。 また、肝臓や膵臓(すいぞう)がここに開口する。
腸 何胚葉?
消化管は内胚葉からできます。 消化管の基となる原腸(原腸胚、原始腸管とも呼ばれます)が形成されます。
中腸腺 どこ?
中腸腺(ちゅうちょうせん)。 肝膵臓(かんすいぞう)とも呼ばれる。 カニ類の甲羅をはずすと、中心からやや上方の左右に、黄土色で表面が絨毛状の小突起で被われる組織がある。 一般に「かにみそ」と呼ばれるが脳ではなく、中腸腺である。
腸管とはどこ?
ちょう‐かん チャウクヮン【腸管】 〘名〙 動物がとりいれた食物を吸収・消化する器官を総合していう。 ふつう、咽頭に続く部分から肛門に至る器官をいい、動物の種類によって名称が異なる。
パイエル板はどこにある?
パイエル板は小腸にある孤立リンパ小節の集合体です。 腸間膜付着対側に分布して回腸終末部に多くみられます。 長さ5cm、幅1cmの小判型で組織学的には粘膜固有層や粘膜下層に腫大したリンパ濾胞の集簇です。 上皮内にはM細胞が存在します。