初めの1週間は、痛み止めや抗生剤で乗り切ります。 その後の滲出性中耳炎に対しては、飲み薬は一切出さず、3か月は、治り具合をみていきます。 3ヶ月以上たっても、治る気配がなかったり、聞こえが良くない場合には、鼓膜にチューブを入れる方法をおすすめします。
中耳炎 どうやったらなる?
中耳炎はカゼなどが原因で鼻の奥に細菌がたまり、耳と鼻の管(耳管)から中耳へ感染が広がることによりおこります。 耳の外側からバイ菌が入っても中耳炎にはなりません。 プールやお風呂の水が入ってもおこりません。 カゼやアレルギー性鼻炎がきっかけで増えた菌が、鼻の奥から耳に伝わり中耳炎を起こします。
中耳炎 どうしたら治る?
軽症であれば、自然に治ることもあり、その場合には痛み止めなどを使用しながら経過を観察していきます。 耳の痛みを伴う中程度以上の急性中耳炎の場合、あるいは3日以上症状が改善しない場合には、抗菌薬を投与します。 耳の痛みと高熱を伴う重症の急性中耳炎の場合には、鼓膜を切開して中耳の膿を排出させます(鼓膜切開術)。
中耳炎は何日くらいで治る?
具体的に、どのくらいかかるのでしょうか。 軽度の場合、液が溜まる事もなく1週間程度で治癒します。 しかし、重度の場合は、中耳炎の液が完全に抜けるのは、早くても1カ月、量が多いと、2~3ケ月かかることもよくあります。
なぜ中耳炎になるのか?
風邪をひいた際などに、鼻や喉にいた病原体が鼻の奥からつながる耳管を通じて中耳内へと侵入し、そこで感染を起こして炎症が生します。 この炎症によって分泌された膿が中耳内の空間にたまって鼓膜を圧迫し、強い痛みや発熱、耳の詰まった感じなどが起こります。