具体的に、どのくらいかかるのでしょうか。 軽度の場合、液が溜まる事もなく1週間程度で治癒します。 しかし、重度の場合は、中耳炎の液が完全に抜けるのは、早くても1カ月、量が多いと、2~3ケ月かかることもよくあります。 なかなか治らないのではなく、何か月もかかって治るのが中耳炎です。
中耳炎はどれくらいで治るか?
通常、治るまでに約5日から2週間程度かかりますので、完全になおるまで治療継続が必要です。 (炎症の程度により治るまでの期間が異なります。) 膿がたまり鼓膜が腫れ、痛みが強いときや高熱が続く場合は、痛みを早く取り熱を早く下げるために、鼓膜切開術(鼓膜に2~3mm穴を空け、鼓膜の奥に溜まっている膿を除去)を行います。
中耳炎の痛み いつまで続く?
中耳炎は、急に腫れて、すごくゆっくり治ります。 しかし、ピークは1週間くらい(ピンク色の部分)。 痛みや熱が出ることもありますが、これも一晩か、2~3日でおさまります。 しかし、これで治ったわけではありません。 痛みがなくなっても、鼓膜の奥の「うみ」はたくさん残っているので、鼓膜が動けません。
中耳炎抗生物質何日くらい?
ガイドラインでは副鼻腔炎では抗生物質5日分、急性中耳炎では抗生物質3~4日分投与で一旦効果を判定します。 抗生物質をたくさん処方してもらっても効果がなければ効かない菌(耐性菌)増やすだけで悪化してしまいます。
中耳炎を放っておくとどうなる?
中耳炎の症状を放置することで、治療期間が長引いたり、重症化して難聴を起こす場合があります。 細菌が広範囲に拡がり、内耳炎を併発する可能性があります。 炎症が悪化した場合、髄膜炎や顔面神経麻痺等の合併症を起こす恐れもがあります。 耳鳴り、耳閉感等の後遺症が残る恐れもあるので、早めに受診しましょう。