中心静脈栄養法〈TPN〉で高カロリー輸液を用いる際に、起こりやすい合併症はどれか。 高カロリー輸液は高濃度のブドウ糖を含むので、高血糖による高浸透圧利尿により循環血液量が減少する可能性がある。 その場合には血圧が低下しやすい。
中心静脈栄養法のカテーテル留置中に起こりやすい合併症はどれか?
中心静脈カテーテルに起因する合併症は、鎖骨下穿刺では気胸、大腿静脈穿刺では血栓形成があります。
中心静脈カテーテルを穿刺する際の合併症はどれか?
鎖骨下静脈へ中心静脈カテーテルを挿入する際の合併症は気胸のほかに、血腫の形成、血管や神経などの損傷、表面麻酔薬のアレルギー反応などがある。
高カロリー輸液 血管炎 なぜ?
高カロリー輸液は、末梢から投与する輸液に比べ3~6倍も高濃度であるため、末梢静脈から投与すると血管痛や静脈炎を起こし、やがて血管が閉塞します。 心臓に近い上大静脈は太くて血流が多く、高濃度の高カロリー輸液を投与しても瞬時に多量の血液で薄められ、血管や血球に対する影響が少なくなります。
中心静脈カテーテル 高カロリー輸液 なぜ?
なぜ中心静脈内に投与するの? 高カロリー輸液は、末梢から投与する輸液に比べると3~6倍程度の濃度となっています。 そのため、末梢静脈から投与すると血管痛や静脈炎を起こしてしまうリスクを孕んでいます。 心臓付近の太い静脈である中心静脈に投与することで、 静脈炎のリスクを軽減している というわけです。