子どもは水深10cmで溺れてしまうことがあります。 なぜ水深10cmという浅い場所で溺れてしまうのかというと、子どもは顔面に水がついた瞬間“何が起こったか分からなくなる”のです。 そのため、もがくこともせずそのまま溺れてしまう…ということになります。
溺水 何センチ?
「溺死の場合、ほとんどは顔が横か下のうつぶせの体勢。 転落で首の骨を折るなどして動けなくなると、水深が10センチ程度でも水を吸い込んで死に至る」。 用水路での死亡事故に詳しい奈良県立医科大の羽竹勝彦教授(法医学)は指摘する。
子供 溺死 何分?
溺水は短時間で死に至ります 低酸素の状態が3~5分以上続くと不可逆的な脳の障害が発生する可能性があります。 米国での調査によると、溺水時間が5分未満であった小児の91%は、障害なく生存したか軽度の神経障害を残すのみでしたが、溺水時間が10分を超えた小児の93%は、死亡したか重度の神経障害が残ったそうです。
溺死の症状は?
症状としては、呼吸困難、意識障害、けいれん、チアノーゼ、各種の神経反射低下、ショック、失禁、さらには心呼吸停止状態に陥る場合などがみられる。 おぼれてから救出されるまでの時間経過が長いと、呼吸および心の停止が発生しやすい。
お風呂で溺れる 何歳まで?
年齢別に見ると、0歳~1歳では浴槽での溺水、より活動的になる5歳以上 では自然水域での溺水事故が最も多く発生しています。 浴槽での溺水事故は5 歳以上でも多く発生しています(図2)。