子宮筋腫は、思春期のころ子宮に筋腫核という小さな芽ができ、エストロゲンの影響でしだいに大きく なります。 成長速度は人によりまちまちで短期間で大きくなったり、2030年たってもあまり大きくならない人も います。 そして、エストロゲンの働きが低下する閉経期にだんだん小さくなっていきます。
子宮筋腫はなぜ大きくなるのか?
女性ホルモンによって筋腫は大きくなる 子宮筋腫は、子宮壁にできるこぶのような良性の腫瘍で、筋肉が異常増殖したものです。 なぜできるのか、その原因ははっきりしていませんが、卵巣から分泌される女性ホルモンが影響し、筋腫が発育すると考えられています。 ですので、閉経後は自然と小さくなる傾向があります。
子宮筋腫 はどうしたらちいさくなるの?
子宮筋腫を根本的に治す薬は、今のところありませんが、薬で子宮筋腫を小さくしたり、出血や疼痛などの症状を軽くすることができます。 薬の治療には、月経を止める治療(偽閉経療法)が行われます。 治療薬には毎日の点鼻薬(鼻からのスプレー剤)と4週間に1回の注射薬の2種類があります。
子宮筋腫の年齢層は?
子宮筋腫が問題になるのは性成熟期から更年期、つまり20歳前後から40代、50代にかけてです。 主な症状としては、過多月経、過長月経、月経困難症(生理痛)、不正出血などがあります。
子宮筋腫2センチの症状は?
1、2センチ程度でも過多月経や月経痛の症状がひどいことがあり、治療を検討する必要があります。 逆に、子宮の外側に筋腫ができた場合は、大きくなっても症状があまり出ないことが多く、5、6センチの大きさに育っても、手術をせずに経過観察することは珍しくありません。 ただ、筋腫があると妊娠にとって不利になることが多いです。