子宮頸がんは、“異形成”という、いわゆる前がん状態を経てがん化することが知られており、がんに進行する前の“異形成”の段階を検診(細胞診検査)で見つけることができます。 つまり、無症状の時から定期的な検診を受けることで早期発見が可能となります。
子宮頸がん検査 どうやって?
子宮頸がんの死亡率を減少させることが科学的に認められ、子宮頸がん検診として推奨できる検診方法は「細胞診」だけです。 子宮頸部(子宮の入り口)を、先にブラシのついた専用の器具で擦って細胞を採り、異常な細胞を顕微鏡で調べる検査です。 ※月経(生理)中は避けて検査を受けてください。
子宮頸がん検査で何がわかる?
「子宮頸がん検査(子宮頸部細胞診)」は、子宮の入口のがんの発見を目的としています。 「経腟超音波検査」は、子宮全体や卵巣の様子、大きさなどをみる検査です。 子宮筋腫や卵巣がんなどの発見が目的です。 妊娠がわかることもあります。
子宮体がん どうやってわかる?
子宮体がんと診断された場合の広がりを調べる検査には、MRIやCT、PET-CTなどの画像検査があります。 MRIでは子宮の壁にがんがどれだけ食い込んでいるか(筋層浸潤)、子宮に隣接する卵巣・卵管にがんの進展がないかを評価します。 CTやPET-CTでは全身の臓器やリンパ節にがんの転移がないかを評価します。
子宮頸がんは何年かけてガンになりますか?
正常な免疫状態の女性で子宮頸がんに進行するには15年から20年かかります。 免疫力が低下した女性、例えばHIV感染症で未治療の人のような場合は5年から10年たらずで進行する可能性があります。