こどもは静かに溺(おぼ)れます 溺れた状況を理解できなかったり、呼吸に精一杯で声を出す余裕もなかったりするために、静かに溺れると考えられています。 このことを「本能的溺水反応」といいます。
子供は何センチで溺れる?
子どもは水深10cmで溺れてしまうことがあります。 なぜ水深10cmという浅い場所で溺れてしまうのかというと、子どもは顔面に水がついた瞬間“何が起こったか分からなくなる”のです。 そのため、もがくこともせずそのまま溺れてしまう…ということになります。
溺水の原因は?
溺水は、水中で窒息したり、呼吸が妨げられたりしたときに起こります。 溺水中は、体内の酸素が枯渇することで、特に肺や脳などの臓器に損傷が生じます。 患者を診察する医師は、酸素の欠乏や溺水でしばしばみられる異常(飛び込んだ際に生じる脊椎損傷など)がないか評価します。
川で溺れるのはなぜ?
川の流心部は水が急に冷たくなっていることがあります。 体は体温を保とうとするので、水中で体力が急速に奪われていきます。 これが力尽きて溺れる原因の1つになります。 また、冷えにより足がつることもあります。
溺死の場所は?
高齢者の不慮の溺死数は 4,115人(全年齢の70.5%)で,このうち「浴槽 での溺死」は2,953人(85.1%)であり,「浴槽 での溺死」の発生場所別内訳は,「家庭の浴槽 で」は2,656人(86.2%)で,「サービス施設の 浴槽で」は166人(71.9%)であった。