性交痛と子宮内膜症子宮内膜症が子宮後方~直腸前面のダグラス窩という部分に発生すると性交痛がおきます。 この痛みは特に腟の奥の方が痛いという特徴があります。 また、痛い体位と痛くない体位があるのも一つの特徴といえるかもしれません。 しかし、性交痛がないからといって子宮内膜症ではないといえません。
子宮内膜症の性交時の痛みは?
子宮内膜症の女性の半数以上に、セックスの最中やセックスの後に感じる「性交痛」があります。 月経痛に加えて、性交痛も感じる場合は、子宮内膜症の可能性が高くなります。 性交痛があるためにセックスが苦痛になると、パートナーとの関係がうまくいかなくなるなど、生活面での支障が出てくる可能性もあります。
性行痛 どんな感じ?
性交痛とは、セックスの際に生じる痛みのことを指しますが、代表的な痛みの部分は外陰部や腟の入り口、腟内などです。 腰や骨盤、子宮、膀胱などに痛みを感じることもあり、これらも性交痛に含まれます。 また、痛みはセックスの際に一時的に感じる場合もあれば、その後しばらく続く場合もあります。
子宮内膜症 どのような痛み?
主な症状は? 月経のときに子宮内膜から分泌される痛みの原因物質(プロスタグランジン)が、子宮内膜症がある場所からも分泌されるため、月経痛が強くなります。 炎症や癒着によって月経時以外にも下腹部痛や腰痛、排便痛、性交痛などがあらわれます。
子宮内膜症のおしりの痛みは?
子宮以外の場所にできた子宮内膜は、体外に排出されずに他の組織との癒着や炎症を起こし、痛みが生じます。 子宮内膜が、ダグラス窩と呼ばれる子宮と直腸の間のくぼみや、子宮を後ろから支えている仙骨子宮靭帯、直腸などにできると、おしりの奥が痛いと感じる可能性があります。