陣痛は、痛みの強さや場所が、時間を追うごとに変化するのが特徴です。 最初は不規則で、鈍い下腹部痛のようなものだったのが、次第に規則的になり、痛みも激しくなります。 赤ちゃんが子宮口に向かって下がってくるので、痛む場所も赤ちゃんの動きに合わせて下がってきます。
陣痛 どこから痛い?
陣痛が始まってから子宮の出口が完全に開くまでの分娩第Ⅰ期には、お腹の下のほうから腰にかけて痛みを感じます。 陣痛の始まったばかりの頃の痛みは比較的軽く、「生理痛のような痛み」または「お腹をくだしているときのような痛み」と感じる妊婦さんが多いようです。
陣痛かも どんな痛み?
陣痛の痛みは、「鼻からスイカを出すような痛み」というのが最もポピュラーな表現です。 聞いているだけでも痛そうに感じますが、痛みの感じ方は人それぞれ違います。 「重い生理痛のような鈍痛が続く」と例える人もいるため、はっきりと「こんな痛み」というのは難しいかもしれません。 また、陣痛で痛みをあまり感じない人もいます。
陣痛の痛さはどれくらい?
子宮口が0~3cmのときは、1回につき30秒程度の陣痛が10分おきに起きます。 3~8cmになると陣痛1回につき1分ほど続き、間隔は5分程度まで短くなります。 さらに8~10cm開くと、痛みが1分間続き、間隔も2分ほどに縮まりいよいよ出産です。 子宮口が10cmになったら分娩室へ行って分娩の準備を始めます。
後陣痛とは どんな痛み?
後陣痛の痛みの感じ方には個人差があり、痛みが少ない人もいれば、生理痛のような痛みや、陣痛のような激しい痛みを感じる人までさまざまです。 そして、痛みが強いことで、日常生活に支障をきたすこともあります。 また帝王切開で出産した場合も、産後の子宮収縮は起こるため後陣痛はみられます。