70%以上が正常ですが、1秒率が低下している場合は閉塞性換気障害(気管支が狭くなっているために起こる呼吸機能障害)が疑われます。 閉塞性換気障害には、気管支ぜん息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがありますが、どの疾患も気管支が狭くなっているので、一気に息を吐き出すことができず1 秒率が低下するのです。
呼吸機能検査で1秒率が低下するのはどれか?
気管支喘息は、気道閉塞のため呼気がしづらくなる。 よって呼気である1秒率が低下する。
肺活量が低下する疾患はどれか?
肺線維症は、肺が線維化して弾力性がなくなるために肺活量が低下し、拘束性換気障害を生じる。 慢性気管支炎は、気管支の狭窄によって閉塞性換気障害を生じる。 慢性気管支炎と肺気腫を合わせて慢性閉塞性肺疾患(COPD)という。
慢性閉塞性肺疾患で正しいのはどれか 1秒率?
慢性閉塞性肺疾患では、気道が狭くなり息が吐きにくくなるため1秒率は低下する。
肺活量が少ないとどうなる?
%肺活量が低い場合は、肺が固くなったり呼吸筋が弱くなったりして肺が十分に拡がらないため、肺の空気を入れる容量が少なくなっている可能性があります。 %肺活量の値が基準値より低い場合は、間質性肺炎、サルコイドーシス、肺線維症、胸膜炎、胸の変形などが考えられます。