COPDの方では栄養障害が認められることが多く、我が国では約70%のCOPD患者さんに体重減少が認められます。
呼吸器疾患 体重減少 なぜ?
なぜ体重減少が起こるのか? 使用するエネルギーが増える:エネルギー代謝の亢進 慢性閉塞性肺疾患の患者さんでは、呼吸が荒くなり、呼吸運動によって消費するエネルギーが増えてしまいます。 結果、エネルギーを使わない安静にしている時でも、健康な人よりエネルギーを多く使い、体重が減少します。
COPD 何期?
病期定義I期軽度の気流閉塞%FEV1 ≧ 80%II期中等度の気流閉塞50% ≦ %FEV1 < 80%III期高度の気流閉塞30% ≦ %FEV1 < 50%IV期きわめて高度の気流閉塞%FEV1 < 30%
COPD 悪化するとどうなる?
増悪がおこると、肺機能は安定期より低下し、息切れが悪化し、咳や痰の増加がみられます。 その他、発熱や頻脈、倦怠感・疲労感、不眠などの症状を伴うこともあります。
COPD 食欲不振 なぜ?
COPD 患者さんが、栄養障害によりやせてしまうと、呼吸筋や下肢筋などの筋力が低下します。 筋力が低下すると、動くだけで息切れや倦怠感が増加し、体を動かしたくなくなります。 その結果、活動量が低下して家にとじこもりがちになってしまい、さらに食欲が低下します。