本稿では、イギリス、ドイツ、アメリカにおける動物保護施設と犬猫殺処分の状況を概. 観し、いくつかの取組事例を紹介する。 . 1 環境省「全国の犬・猫の殺処分数の .
殺処分 何匹?
殺処分は、ペットに関する最も深刻な社会問題の一つで、2018年度の年間殺処分数は犬・猫合計で約3.8万頭(犬7,687頭、猫30,757頭)と言われている(下図)。 これは、一日に換算すると殺処分される犬・猫が105頭にのぼるということだ。
殺処分はなぜなくならないのか?
飼った後に、「想像と違う」「子犬(子猫)が増えすぎた」「病気や老衰で世話するのが大変だから」など、人の身勝手な理由で捨てられ殺処分される犬猫たちがなくならなりません。 これこそが大きな原因ではないでしょうか。 また、野良犬や野良猫に責任を持たずエサをあげる行為も問題です。
何故殺処分をするのか?
殺処分が行われる一番の理由としては、飼い主の身勝手な理由によって捨てられる動物たちがいるからになります。 ... 保健所に渡された動物たちは、ずっと預けられるということはありません。 さすがに場所にも限りがあるため、受け入れられる数が一定数を超えてしまうと、保護をし続けることが困難となり、殺処分をしないといけなくなります。
殺処分 いつから?
1896年に獣疫予防法が制定された。 本法は狂犬病を獣疫(家畜法定伝染病)の中に規定し、狂犬病のイヌの殺処分を定めた。
なぜ日本の殺処分率は低いのですか?
つまり、殺処分率は犬が10.4%、猫は13.2%で、 圧倒的に日本の殺処分率よりも低い という状況です。 このように日本との大きな違いがある理由には、犬猫の生体販売に対して厳しい規制がかけられており、保護施設からの譲渡が浸透していることが挙げられます。
カリフォルニア州の殺処分率はどのくらいですか?
殺処分率は約40%で、 日本と同じぐらいの状況 です。 カリフォルニア州では、ペットショップで販売できる犬猫は、動物保護施設の保護犬・保護猫のみで、ブリーダーから買い付けて販売することは禁止されています。 そのため今後、殺処分数が減少していくのではないかと期待されています。
殺処分数が多い都道府県はどれですか?
殺処分数が多い都道府県 2018年度において、殺処分数が多い都道府県ワースト1~3位は以下の通りです。(※2) ・1位:愛媛県 1,987匹 ・2位:福島県 1,770匹 ・3位:香川県 1,585匹
令和元年度の殺処分数は減少しているのですか?
処分頭数は減少しているものの、日本国内の保健所等による令和元年度の殺処分数は、犬は約0.6万頭、猫は約2.7万頭となっている(令和2年度環境省統計 )。 近年の殺処分率の低下については、自治体による譲渡の取組の推進、 愛護団体による保護・譲渡活動が大きく発展してきたことの効果が大きいと考えられる 。 2014年 6月3日 、日本の 環境省 は、殺処分されている犬・猫について、将来的にゼロにするための行動計画を発表した 。 しかしながら、今後はいわゆる「殺処分ゼロ」ではなく、治癒の見込みがない病気や攻撃性がある等譲渡することが適切ではない場合を除いた殺処分数を減少させていく方向で対応していくことが必要でないか検討されている。