アンジオテンシノーゲン(あんじおてんしのーげん) アンジオテンシンⅡは強力な末梢血管収縮作用をもつほか、副腎皮質でつくられるアルドステロンの分泌を促します。 アルドステロンは血中のカリウムを排泄させてナトリウムの再吸収を促進し、血液の水分量を増やすため、血圧の上昇を惹起します。
アンジオテンシンII どこに作用?
アンジオテンシンⅡは、全身の血管平滑筋に存在する AT 受容体に作用して 血管を収縮させ、血圧を上げる働きがあります。 さらにアンジオテンシンⅡは、副腎皮質に作用してアルドステロン分泌を促 進します。 アルドステロンは尿細管に作用して Na 再吸収を促進し、その結果、 有効循環血液量が増加して血圧が上昇します。
アンジオテンシンの作用はどれか?
アンジオテンシンⅡは、細動脈の収縮とともにアルドステロン分泌を促進する作用をもつ。 末梢血管抵抗の増加と循環血液量の増加を通して血圧を上昇させる。
アルドステロン どこに働く?
アルドステロンは副腎皮質から分泌される電解質コルチコイドで、腎臓の集合管に作用してナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促進する。
レニンはどこで作られる?
血圧が低下すると、ろ過の働きが悪くなってしまいます。 これを避けるため、血圧が下がると、腎臓は血液を供給する血管の「輸入細動脈」(ゆにゅうさいどうみゃく)でレニンをつくりだします。 このレニンは血管を収縮させる作用をもつ「アンジオテンシンII」というホルモンに働きかけ、血圧を上昇させます。