大人はアレルギー科にかかるのが一番ですが、もともと非常に少ない診療科なので、事前にアレルギー科を標榜しているクリニックや病院を探しておくことをおすすめします。
アレルギーとはどのような症状が起こりますか?
アレルギー とは、生体の防御反応である“免疫”の異常によって起こるものです。 免疫にはさまざまな生体内物質が関わっており、そのうちいずれかの部分に異常が起こることで、体に不利益な症状が現れます。 それでは、アレルギー反応にはどのような種類があり、それぞれどのようなメカニズムでどのようなアレルギー疾患が現れるのでしょうか。 アレルギー とは、体の中に入ってきた異物(アレルゲン)を攻撃して排除しようとする“免疫”が、過剰に反応したり異常反応したりして自分の体に不利益な症状をもたらすことです。
アレルギーの種類は何ですか?
アレルギーの種類は、このうち主にどのような物質が反応に関わっているかによって異なります。 アレルギー反応を起こすきっかけとなる物質です。 花粉、ハウスダスト、ダニ、真菌、食物、薬剤など、さまざまなものがアレルゲンとなり得ます。
アレルゲンアレルギーの症状は何ですか?
アレルゲンには、ダニ、カビ、花粉、食物などいろいろなものがありますが、その中で、食物が体内に入り、アレルギー反応を引き起こす場合を食物アレルギーと呼びます。また、食物に触ったり、吸い込んだりしただけでも症状が出ることがあります。食物アレルギーの症状としては、皮膚のかゆみ、発赤、じんましん、湿疹などの皮膚症状が多くみられます。その他、腹痛や下痢などの消化器症状、咳、ぜん鳴(ゼーゼー)や呼吸困難などの呼吸器症状、目や鼻などの粘膜症状が現れます。
アレルギーの原因食物はどれですか?
アレルギーの原因食物として、日本では主に卵、乳、小麦があげられ、これらで3分の2を占めます。. 特に卵が多く、全体の約40%です。. たんぱく質にはアレルギーを起こしやすい構造と、そうでない構造があります。. また、たんぱく質の多い食物が原因になりやすいわけではありません。. キウイフルーツはたんぱく質が少量にもかかわらず、原因食物として全体で9番目前後と上位です。. これはキウイフルーツに、アレルギーを起こしやすい構造のたんぱく質が含まれているからだと考えられます。. 肉類はたんぱく質の塊ですが、肉アレルギーの方はほとんどいません。.