骨折は背骨の椎体の後ろの部分から治ってきます。 早い人でも受傷後2週から、多くの人では3~4週から骨が形成されてきます。 すると大概の人は楽になったといわれますが、背骨の前の部分が治るまで変形は進行しますので治療を継続することが大切です。 骨折が治ると体動時腰痛は完全に消失します。
圧迫骨折は治るのですか?
早期発見できればコルセットや薬物治療で治ることが多いですが、なかなか治りにくく、手術しなければならない場合もあります。 手術は小さな傷で、骨折部分にセメントを注入する治療から、大きく切開して金具で固定する治療までさまざまです。 手術法は患者さんの身体や骨折の状態によって決められます。
圧迫骨折 腰痛 いつまで?
高齢の方が圧迫骨折によって腰痛を認めると、多くの方がベッドの上で寝たきりの生活をするようになってしまいます。 3週間ほどすると腰痛もやや落ち着いてきますが、高齢の方が3週間もベッドの上で生活をされると全身の筋力特に下肢の筋力が衰えてしまい、起き上がることができなくなってしまいます。
圧迫骨折はどうしたらいいですか?
背骨が潰れてしまうことを圧迫骨折と言いますが、あくまで骨折ですから通常の骨折と同様、治療法は「整復と固定」です。 多くの場合、コルセットを着用して骨がくっつくのを待ちます。 圧迫骨折治療のためのコルセットは固く、大きさもあるため、患者様には不評であることが多いですが、それを数ヶ月間着用しなければなりません。
圧迫骨折したらどうなる?
圧迫骨折を起こした部位は突起が飛び出したようになり、そこを叩くと痛みが増強します。 胸椎と腰椎の移行部あたりの椎体にみられ、潰れてしまった椎体が神経根を圧迫するとヘルニアや狭窄症に似た下肢の痛みやしびれの症状を示すことがあります。 その他の症状として、多発性に圧迫骨折が起こると背中が丸くなり(円背)身長が低くなります。