かぜのウイルスに感染した鼻の粘膜は、抵抗力が落ちるので細菌にも感染しやすくなります。 細菌に感染すると、透明で水っぽかった鼻水が、黄色や緑の粘性のある鼻水に変わります。 さらに、副鼻腔炎になると、鼻腔内に粘性の高い鼻水がたまり、鼻づまりの原因となります。
夜になると鼻が詰まるのはなぜ?
夜寝る時だけ鼻詰まりの症状を認める方がいらっしゃいますが、これは自律神経が関与していると考えられます。 寝るときはリラックスしているので、基本的には副交感神経優位の状態になり、鼻水が出やすくなったり、粘膜の肥厚が日中と比べしやすくなるので、総じて鼻の空気の通り道が狭くなることがあります。
鼻づまり 脇 なぜ?
脇の下にペットボトルを20秒ほど挟み続けると、反対側の鼻の穴が1~2分間通るようになります。 これは脇の皮膚の下に交感神経が通っていて、鼻甲介(びこうかい)とつながっているからです。 交感神経を刺激すると鼻甲介の血管を収縮させ、一時的に鼻の穴が開くのです。
鼻づまり なぜ片方?
花粉症時期でもなく、特に病気でもないのに、どちらか片方の鼻がつまったという経験をされたことはないでしょうか。 それは、鼻サイクルという現象で、自然と左右交互に鼻の粘膜が腫れることによります。 どちらの鼻がつまるかは自律神経がコントロールしていて、通常2〜3時間おきにつまる側と通る側が入れ替わります。