実は、鼻水は体を守るために大切な 働きをしています。 鼻の中に、異物(ウイルスや細菌、埃や花粉など)が入り、鼻の粘膜が炎症を 起こすと、大量の粘液を作り、異物を体の外へ押し出そうとします。 これが鼻水の正体です。
寒いと鼻水が出るのはなぜ?
吸い込んだ冷気が鼻の粘膜を刺激すると、その刺激が鼻粘膜の知覚神経である三叉(さんさ)神経を介して呼吸筋に伝わります。 すると呼吸筋の緊張が高まり、緊張がピークに達した段階で、空気が吸い込まれます。 その直後に緊張が緩んで気道から空気が勢いよく押し出され、「ハクション」とクシャミをするのです。
風邪をひくと鼻水が出るのはなぜ?
ウイルスに感染すると、免疫反応に伴ってヒスタミンなどが作られます。 ヒスタミンは、鼻粘膜の知覚神経を刺激して脳へ信号を伝え、中枢を刺激してくしゃみを起こさせます。 また、ヒスタミンの刺激が引き金となって、鼻粘膜にある鼻水(鼻汁)の分泌腺が刺激され、鼻水が過剰に分泌されます。
鼻水はどこにあるの?
鼻の中の出っ張りは手前から順に下鼻甲介(かびこうかい)中鼻甲介(ちゅうびこうかい)上鼻甲介(じょうびこうかい)と並んでいます。 その2:後鼻漏の原因となるネバネバ鼻水は喉に近い鼻の奥にたまっている。 鼻の穴は下に向かって開いています。
鼻水は鼻水でさらさらしていますか?
風邪などで体の免疫力が低下したときに、日常触れている病原体に対しても排除するために鼻水が分泌されることがあります。 花粉症などのアレルギーによるものは、アレルゲンを鼻水で体外に洗い流そうというはたらきによってでるもので、透明でさらさらしています。
大量の透明な鼻水が出ますか?
大量に透明な鼻水が出る場合などに疑われます。 鼻の周囲にある副鼻腔という部分に炎症が起きる病気で、膿のような、オレンジがかった鼻水が出ます。 入浴時には鼻が通る経験をされた人もいらっしゃると思います。 その時の環境を作り出すと、鼻が通って楽になる場合があります。
かぜの初期の鼻水は何ですか?
例えばかぜの初期に多いといわれる鼻水は、ウイルスの感染による刺激が知覚神経から脳に伝わって、副交感神経の活動が高まって鼻腺から分泌がおこります。 副交感神経は鼻腺などの分泌腺を制御して鼻の加湿機能を司っていますが、ウイルスなどの刺激によって分泌を病的に促進してしまいます。
水っぽい鼻水が出てくるとついすすってしまいますか?
水っぽい鼻水が出てくるとついすすってしまいがちですが、鼻水にはウイルスや細菌の残骸やそれらと闘った白血球の残骸等が含まれています。 それでも鼻水が止まらない時は、次の6つの対処法があります。 お風呂の湯気の加湿効果によって、鼻水、鼻づまりが解消する場合があります。 鼻水の吸引だけでも耳鼻科の受診は可能です。 という対処ができます。 部屋の掃除を行うことで、日常的にアレルゲンを除去することも大切です。 「点鼻薬」は、抗アレルギー成分、抗ヒスタミン成分、血管収縮成分、ステロイド成分等を配合するものを選びましょう。 「鼻炎薬」は、抗アレルギー成分、抗ヒスタミン成分等を配合する内服薬を選びましょう。