たんは気道から出る分泌物です。 健康な人でも常に少しずつ出ていますが、普段は気道表面から再吸収されたり、のどまで上がってから無意識に飲み込まれたりしているのであまり意識されません。のどの奥から肺までの空気の通り道の粘膜表面に強い刺激や炎症が長く続くと、たんが増えます。 3 февр. 2017 г.
痰が多いのはなぜ?
痰が絡むのは細菌やウイルスに感染したり、汚れた空気やホコリを吸い込んだりしていることが原因です。 健康な状態でも痰は分泌されていますが、普段は粘性が少なくサラサラしています。 しかし体に異物が侵入すると、それを押しだそうとするため粘り気が増して絡むようになるのです。
痰がずっと絡む 何科?
なかなか治らない患者さんは一度、のど・鼻を診る耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。 口の中からのどの奥、気管支まで粘膜の状態を詳しく診てもらい、また鼻もあわせてチェックを受け、しっかり治療してもらうとほとんどの方は良くなります。 痰が何か大きな病気の原因、前触れになることはあまりなく、心配しなくても大丈夫です。
痰とは何ですか?
●痰は、気道の粘膜でつくられる炎症性の気道分泌物(粘液)です。 気道分泌物は免疫物質を含み、ホコリや細菌などから体を守ります。 ●痰は透明なものから黄色いものなど色もさまざまで、痰の色によって病気の 状態がわかることもあります。 ●気道が狭くなり、呼吸がしづらくなり ます。
どうして痰が絡む咳がでるのか?
風邪の後に痰が絡む症状が続く場合は、「急性気管支炎」「副鼻腔炎」「感染後咳嗽」の可能性が高いです。 ウイルス性の場合だと、数日~1週間程度で自然によくなることが多いです。 <急性気管支炎>ウイルスや細菌に感染して風邪をひき、その炎症が気管支まで拡がることで起こります。
痰は出さない方がいいですか?
痰は出した方がいい? 飲み込んでも問題ありませんが、痰が多いと具合が悪くなる人もいるので、 出せる場合は出しましょう。 痰には、風邪のウイルスや細菌が混じっていますが、飲み込んでも胃液で通常死滅します。 気道は、痰を上に押し上げるようになっているので、 痰はコンコンと咳をすると同時に口の中に出てきます。 あまり無理をすると咳で疲れるので、少しずつ出すようにしましょう。 また、 水分を摂る と咳の症状が緩和されるのに加えて、痰が水分を含んで柔らかくなり、出しやすくなります。 出した痰に含まれるウイルスや細菌のせいで、 他人に風邪をうつしてしまうことも あります。 痰をティッシュにくるんだあとは、石鹸できれいに手を洗いましょう。
痰は命に関わりますか?
命に関わる疾患です。 痰が続く場合は、念頭に置く必要があります。 痰には以下のように対応します。 3週間以内の痰であれば、多くは感染症が原因ですから、様子観察や薬の服用で原因疾患の治療を行うことで、自然に痰は消失します。
痰をともなう咳は何ですか?
痰をともなう咳を 湿性咳嗽(しっせいがいそう) 、痰が出ない咳を 乾性咳嗽(かんせいがいそう) といいます。 痰の有無により、原因となっている病気をある程度特定することができます。 湿性咳嗽と乾性咳嗽のどちらであれ、 咳が続く 期間が3週間以内の場合は、感染性の病気が疑われます。 3週間以上、特に 8週間 を超えて咳が続く場合は、原因の多くは 非感染性の病気 が考えられます。 急に痰がともなう咳が出るときは、細菌性肺炎、気管支炎などが疑われ、慢性的に痰がからむ咳が出る状態の場合は、 肺結核症 、 COPD 、肺水腫、 肺がん 、気管支拡張症などの病気が考えられます。
痰が絡んでる様な気がするけど、なかなか吐き切れないのですか?
少し痰が絡んでる様な気がするけど、なかなか吐き切れないな・・・」という、 常に喉に何か違和感を感じる疾患 です。 なので無理やり痰を吐き出したとしても、細菌感染などしていないため、特に色はついていません。 ストレスによる自律神経の乱れが原因と言われており、軽度のものであれば、漢方でも治療できるといわれています。