痰の色や性状でわかること 特に、風邪や肺炎、ウイルス感染症などで痰が増加している場合、痰の色が濃く、粘り気が高くドロドロした痰が出る可能性があります。 このような単が観察される場合、細菌やウイルスなどによる感染症が強く疑われます。 一方、白く(透明〜白色)粘り気のある痰が出やすいのが喘息などの呼吸器疾患です。 28 сент. 2021 г.
痰で何がわかる?
痰は呼吸器系の粘膜から分泌される粘液で、外から吸入された異物(細菌、 ウイルス、ほこりなど)をとらえて外界に出す役割があります。 痰の中には、肺や気道からはがれた細胞や細菌などが含まれるため、喀痰 検査は呼吸器の病気を調べるために大変重要です。 喀痰検査には細菌検査と 細胞診検査があります。
痰の正体は何?
●痰は、気道の粘膜でつくられる炎症性の気道分泌物(粘液)です。 気道分泌物は免疫物質を含み、ホコリや細菌などから体を守ります。 ●痰は透明なものから黄色いものなど色もさまざまで、痰の色によって病気の 状態がわかることもあります。 ●気道が狭くなり、呼吸がしづらくなり ます。
痰の喀出ができないとどうなる?
病気などによって痰がたまり、うまく出せない状態になると、息切 れ感の増加や気道感染の誘因となります。
痰が貯留したらどうなる?
痰がたまるとどうなる? 気道が狭くなり、呼吸がしづらくなります。 痰を出すために、激しい咳が出るなど不快な症状が起こります。
痰の性状を観察することは大切ですか?
痰は、病気ごとに色調・硬さ・臭いなどに特徴があるといわれています。 ですので、痰の性状を観察することは大切です。 COPDとは、主にタバコの煙による有害物質を長期にわたって吸い続けることで、気道や肺の炎症を生じる病気です。 喫煙歴のある40歳以上の方に多くみられます。 気管支喘息は、皆さんも既にご存じだと思います。 気道の慢性炎症により咳や呼吸困難といった症状がでる病気です。 意外に知られていませんが、気管支喘息でも痰がでます。 最もよくみる痰です。 この色の場合、細菌性感染症の疑いがあります。 緑膿菌などが産出する色素による色で痰に色が付きます。 DPBは、両肺に広範囲に広がって呼吸細気管支と呼ばれる細い気管支を中心に慢性炎症がみられ、咳や痰が絡むような症状がみられる病気です。
痰とはどういう意味ですか?
痰とはそもそもなんなのでしょうか? 医学的に痰をさす場合は 『呼吸器系で作られた粘液物や異物。 多くは気管、気管支などの肺からだが、咽頭、喉頭の分泌物も含める』 と定義されます。 もともと痰は、正常な人にも作られています。 気管支などにある杯細胞などから粘液物がでてきて、肺の中をきれいにしています。 杯細胞が出した粘液物をゴミとしてまとめたのが痰になります。 実は痰として肺や咽頭で作られたゴミは、少ない場合は食道の方に落ちていきます。 食道は胃につながっているため全く問題になりません。 ただしこの痰の量が増えて咽頭から口に溜まる場合が、喀痰として症状となって表れます。 ここで大切なのは、「鼻水」や「唾 (つば)」は含まれません。
痰は正常な人にも作られていますか?
もともと痰は、正常な人にも作られています。 肺の中をきれいにしています。 杯細胞が出した粘液物をゴミとしてまとめたのが痰になります。 少ない場合は食道の方に落ちていきます。 食道は胃につながっているため全く問題になりません。
痰が大きくなってしまう原因は何ですか?
痰が大きくなってしまう原因には、ジスルフィド結合と呼ばれる結合の関与があります。 気道粘液溶解薬にはこのジスルフィド結合を切断し、構造が小さくなることで痰を出しやすくします。 これは杯細胞の過形成を抑えることで粘液の分泌量を減らし、シアル酸の割合を増やします。