鼻水がのどにおりてくることを後鼻漏と言います。 誰でも一日にある程度の量の鼻水が生産され、のどにもおりてくるのですが、鼻水がサラサラの時は後鼻漏があまり気になりません。 鼻水の分泌量が増えた時や、鼻閉・口呼吸になっている時、鼻水が粘液性や膿性になった時には、鼻とのどの間(上咽頭)に引っかかった感じが気になってきます。
鼻水 喉に落ちる なぜ?
粘膜の表面には繊毛(せんもう)という、目に見えない小さな毛が生えていて、粘膜の表面にある粘液を鼻から喉へ落ちます。 ウィルスや細菌、ホコリなどをこの粘液で捉えて鼻から喉へ、そして胃へと流すことで体を守っているのです。 この粘液がたくさんできた場合に鼻水になり、場合によっては鼻水が喉に落ちて「後鼻漏」になってしまいます。
鼻水とのどの違和感?
鼻の奥と喉が繋がる部分を“上咽頭”と言い、この部分で違和感を覚えたり、鼻水が喉に流れる(後鼻漏)という症状が長引いたりする場合、慢性的な上咽頭炎の可能性があります。
鼻水がいつもよりしょっぱい?
鼻水が口にはいってしまった時、「しょっぱい」と感じるのは実は鼻水が“血液”から出来ているからなんです。 ご存知の方は少ないと思いますが、実は鼻粘膜は毛細血管が多く張り巡らされていて、その血管からにじみ出てきます。
鼻水 いつ治る?
それからおよそ12時間以内に、鼻咽頭の粘膜が腫れてきて、あの不快なイガイガしたのどの痛みとなり、同時に、倦怠感や微熱を伴うこともあります。 続いて、鼻水、鼻づまりとなり、さらに咳や痰も出てきます。 これらの症状は2~3日目でピークを迎え、7~10日目になると症状がほぼ改善します。