鼻うがいは怖そう、痛そう、つらそう… なんて声も届きますが、一度やってみるとまったくそんなことないことが分かると思います。 実は、鼻に水が入った時つーんと痛いのは水と鼻水の「浸透圧」が違うからです。 鼻水は痛くありません。 そうです、鼻の洗浄液を鼻水と同じような塩分濃度にすればまったく痛くありません。 9 мар. 2021 г.
鼻うがい 真水 痛い なぜ?
鼻に真水が入るとツーンとしますが、これは体液と水の浸透圧が違うために起こります。 そのため鼻うがいでは、体液と同じ浸透圧である、0.9%の食塩水を使って行います。 人間の体温と同じか少し温かい36~38℃程にしたぬるま湯がいいでしょう。
鼻うがいの副作用は?
鼻うがいをする際には生理食塩水を鼻からゆっくりと注入していくのですが、この際に唾液や洗浄水を飲み込んでしまうと、耳管と呼ばれる部分に水が入り、中耳炎を起こすことがあります。 また、鼻腔の中に水分が残っている状態で鼻をかんでも、中耳炎の原因となります。
なんで鼻に水が入ると痛い?
水道水やプールの水は塩分濃度がほぼ0%で、この塩分濃度の違いが痛みの原因となります。 鼻の奥や目には痛みを感じる神経細胞があり、その細胞膜は薄い塩分濃度の水を濃い方に移そうとする働きがあります(半透膜の性質)。 塩分濃度の薄い水が細胞膜に触れると、濃度の濃い細胞の内側の水を薄めようと移動し、その結果、細胞が膨れます。
生理食塩水 鼻うがい なぜ?
鼻の生理食塩水による洗浄 (いわゆる鼻うがい) は、生理食塩水 (塩水) で鼻腔を洗い流すものである。 生理食塩水の働きは完全には解明されていないが、おそらく粘液 (鼻水) の層を薄くしてはがれやすくし、また炎症を引き起こすアレルゲンを鼻から取り除く効果があると考えられている。