のどの奥、口蓋垂の左右にある扁桃(口蓋扁桃)が、細菌やウィルスなどの感染により炎症を起こすことを「扁桃炎」と言います。
扁桃腺は何処にあるの?
一般的に扁桃腺と呼ばれているのは、舌のつけ根の両サイドにある、こぶのようなものです。 口から体内に入ってくる細菌やウイルスなどの侵入を阻止し、体を守る「免疫」として大事な役割を担っています。
扁桃炎 どこ痛い?
扁桃炎 のどの奥の左右両側にある扁桃が、細菌などの感染により炎症を起こしたものが「扁桃炎」です。 扁桃は赤く腫れ、しばしば白い膿を持ちます。のどの強い痛み、つばを飲み込むときの強い痛みがあり、高熱を出すこともあります。 安静が必要です。
扁桃炎 どうする?
治療は、抗生剤・鎮痛剤の内服をしていただきます。 炎症がひどい場合は抗生剤の点滴を行います。 痛みや発熱に対して座薬も使用します。 炎症がひどくなり、扁桃腺の周囲へ炎症が広がり膿が溜まってしまう「扁桃周囲 膿瘍 のうよう 」となってしまうと、扁桃腺の脇を切って膿を出す必要があります。
なぜ扁桃炎になる?
主な原因は、ウイルス・細菌への感染です。 特に、疲れや寝不足、風邪などで体力が低下している場合に起こりやすい病気です。 溶連菌感染を原因として発症することが多く、その場合には合併症(急性糸球体腎炎・リウマチ熱・心内膜炎)のリスクも考慮して治療をする必要があります。