その不安やこだわりが度を超しているなと感じることはありませんか? 戸締まりや火の元を何度もしつこく確認しても安心できなかったり、特定の数字にこだわって生活が不便になったりしている場合は「強迫性障害」かもしれません。 強迫性障害は不安障害の一種です。
なぜ強迫性障害になったのか?
強迫性障害の原因 原因や発症に関わる強迫性障害特有の要因は特定されていませんが、対人関係や仕事上のストレス、妊娠や出産などのライフイベントが発症のきっかけとなっている傾向があります。
強迫性障害 どういう人?
「強迫性障害」は真面目で几帳面、細かいことにこだわるという性格の人に比較的多くみられます。 発症のきっかけには、男性の場合、学業不振や進学、過労など、女性は異性関係、結婚、妊娠、出産、育児の悩みなどが多くみられます。 「強迫性障害」は、その約3分の1の人がうつ病を伴います。
強迫性障害 何科に行く?
強迫性障害(OCD)は、適切な治療によって治る病気です。 症状の程度も現れ方も人によって違うので、自己判断で素人療法を行うのは危険です。 まずは、通院しやすい地域にある病院の「精神科」や「精神神経科」を受診しましょう。
何度も同じことを繰り返す 病気?
ある特定の考えが自分の意思に反して繰り返し浮かび(強迫観念)、それによって引き起こされる不安や恐怖などを打ち消すために、同じ行動を繰り返すことを自分に強いる(強迫行為)のが「強迫性障害」の症状です。 英語の疾患名Obsessive Compulsion Disorderを略してOCDともいわれます。