自分の持ち物を何度も確認する行為のことです。 普通の人は1,2度の確認ですみますが、強迫性障害の人は1時間以上、何十回となく確認して生活に支障をきたします。 ・治療には、脳内のセロトニンの低下が考えられており、SSRIが使用されることが多いです。
何回も同じ確認をしてしまう?
強迫性障害では、自分でもつまらないことだとわかっていても、そのことが頭から離れず、わかっていながら何度も同じ確認などを繰り返すなど、日常生活にも影響が出てきます。 意志に反して頭に浮かんでしまって払いのけられない考えを強迫観念、ある行為をしないでいられないことを強迫行為といいます。
何度確認しても不安になる?
その不安やこだわりが度を超しているなと感じることはありませんか? 戸締まりや火の元を何度もしつこく確認しても安心できなかったり、特定の数字にこだわって生活が不便になったりしている場合は「強迫性障害」かもしれません。 強迫性障害は不安障害の一種です。
強迫性障害 いつから?
強迫性障害の発症年齢は、平均して20歳前後です。 また若干、男性のほうが早く発症する傾向があります。 女性では、結婚や出産など生活の変化を機に発症するケースが多くみられます。 日本で行われた調査によると、男性の平均発症年齢は22歳、女性では24歳となっています。
何度も同じことを繰り返す 病気?
ある特定の考えが自分の意思に反して繰り返し浮かび(強迫観念)、それによって引き起こされる不安や恐怖などを打ち消すために、同じ行動を繰り返すことを自分に強いる(強迫行為)のが「強迫性障害」の症状です。 英語の疾患名Obsessive Compulsion Disorderを略してOCDともいわれます。