最適の増殖温度は35~37℃であるが、増殖可能の温度範囲は6.6~45.5℃と幅が広い。 しかし、毒素産生は20℃以上で行われる。 耐塩性があって、7.5%の食塩培地に増殖する。
おうしょくブドウ菌 何度?
・黄色ブドウ球菌はグラム陽性の通性嫌気性(酸素のない状態でも増殖が可能)の球菌で、30~37℃の温度帯が良く発育します。 また5~47.8℃の温度域でも増殖可能と言われています。 ・高塩分(食塩濃度 16~18%)にも耐えられます。
ブドウ球菌はどこにいるのか?
黄色ブドウ球菌は、人や動物の傷口(特に化膿しているもの)をはじめ、手指・鼻・のど・耳・皮ふなどに広く生息。 健康な人の20〜30%が保菌していると言われています。
黄色ぶどう球菌 耐熱性?
黄色ブドウ球菌自体の耐熱性は高くないものの、産生されるエンテロトキシンは耐熱性が高 く、通常の加熱調理では活性を失いません 3)。 従ってブドウ球菌食中毒を予防するには、食品中でエンテロトキシンを産生させないよう黄 色ブドウ球菌による食品の汚染や食品中での本菌の増殖を防ぐことが重要です 1),2)。
ブドウ球菌 何に入ってる?
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus) この細菌は、食中毒の原因となるだけでなく、おでき、にきびや、水虫等に存在する化膿性疾患の代表的起因菌です。 そのため、健康な人でものどや鼻の中などに高率で検出され、動物の皮膚、腸管、ホコリの中など身近にも存在しています。