指しゃぶりでお乳を吸う練習を おなかの中で赤ちゃんは、自分の手や腕をロに持っていき、指をしゃぶったり、吸い付いたりしています。 お母さんのお乳を吸う練習をしているのです。 生まれてから身に付ける能力もありますが、おなかの中にいる時から、いろいろな能力を身に付けて生まれてくるのです。
なぜ赤ちゃんはお腹の中で泣かないのか?
赤ちゃんは、お母さんの体内では、たいばんやへそのおを通して体に必要な酸素 をもらい、いらなくなった二酸化炭素をわたしています。 そのため、ふつうの空気 をすいこむような呼吸はしていません。 だから、おぼれることもないのです。
赤ちゃんの体の形はどのようにしてできていくのか?
おなかの中の赤ちゃんは妊娠から約1ヶ月の間にタツノオトシゴのような形から、頭と胴体の区別がつき、手足が伸びて尾がなくなり、だんだん人間らしい姿になります。 これは生命が誕生してから現在までの過程(細胞、魚、両生類、は虫類、鳥類、ほ乳類)を一気にたどっているかのような、とてもドラマティックな移り変わりです。
赤ちゃんはどのように生まれるのか?
赤ちゃんはお母さんのおなかの中の子宮で育ちます。 子宮の両側にはらん管が、そしてらん管の下にはらん巣(そう)があります。 月に1回、らん巣かららん子(し)とよばれるたまごが飛び出し、らん管に吸いこまれます。 ここでらん子は精子と出会い、一つの精子がらん子の中に入っていきます。
赤ちゃんは育つための養分はどうしているのか?
赤ちゃんは、おへそにつながっている管(へその緒)を通じて必要な栄養や酸素をお母さんからもらいます。 へその緒の先の子宮の壁にくっついている胎盤は、お母さんの血液から栄養や酸素だけを赤ちゃんの血液に取り込みます。 また、いらないものをお母さんの血液に渡す役割もします。