歯石は歯に付いた石のようなもので、これは細菌(歯垢)の死骸に唾液や血液のカルシウムが沈着した物です。 以前はこの歯石が歯周病の直接の原因と言われていましたが、現在は否定されています。
歯周病になるのはなぜ?
虫歯(う蝕)や歯周病の一番の原因は歯に付着するプラークです。 プラークを形成しやすい食べ物としては粘着性の高い食べ物があります。 また、糖分が高い食べ物もプラークを形成する細菌の活動を助ける原因となり、また糖分のせいで、う蝕にもなりやすくなります。
歯周ポケットはなぜできる?
本来、歯肉溝は健康な状態のときには歯茎にぴったりと密着して細菌の侵入を防いでいますが、歯茎の炎症が深いところまで達すると、この密着が剥がされてしまい、ポケットのような袋状のすき間ができます。 これが「歯周ポケット」です。
歯周病どこからうつる?
歯周病の原因菌は唾液を介してうつることから、食べ物の噛み与え以外に、キスや箸・スプーンの共用などにより、歯周病菌を相手にうつしてしまう恐れがあります。
歯周病 どうしたらなる?
歯周病は、歯周病菌に対して体が過剰な免疫反応を起こすことで初めて発症するのです。 つまり、歯周病菌が口の中に存在しない人は歯周病にはなりません。 また、歯周病菌がいたとしても、その免疫反応が適正なものであれば歯周病になる可能性はかなり低くなります。