歯周病は人間だけではなく、動物も発症する病気です。 動物の中でも犬には歯周病発症しているケースが高くなっています。 アニコム損害保険会社の調査結果によると、780匹の犬の『歯科検診』を実施したところ76.3%の犬に歯垢や歯石沈着といった歯周病予備軍といえる症状が出ていることがわかりました。
犬 歯周病 どうする?
犬の歯周病の治療法には、どんなものがあるの? 全身麻酔をかけて歯石を除去し、歯周ポケットに入り込んだ歯垢も綺麗に取り除きます。 ぐらつきがひどい歯は抜歯をし、抜いた穴は縫合(ほうごう)します。 歯石を除去した歯の表面をつるつるに磨き、口腔内を徹底的に洗浄します。
犬 歯周病 何歳?
犬では3歳以上の子の75%が歯周病になっていると言われています。 猫の場合ですと、ヘルペスウイルスやカリシウイルスなどの感染症が原因でもっと若いうちから歯周病になっている場合もあります。 歯石の付き方が気になりはじめるのは3、4歳からですが、歯茎のトラブルはもっと前から起こっていることが多いです。
犬の口の中何性?
これに対し、ワンちゃん・ネコちゃんの口腔内pHはアルカリ性です。 酸性の場合とは逆に唾液が石化して固まり易い環境です。
歯周病はうつりますか?
歯周病の原因は歯周病菌、ばい菌です。 つまり、風邪やインフルエンザなどと同じ、感染症なのです。 だから当然、結論から言えば、歯周病は人から人にうつります。 歯周病の半分程度は、夫婦間の感染であるという研究もあり、欧米では広く知られているところです。
犬の場合、歯周病に悪影響はありますか?
歯石の中にいる細菌が血管に入って内臓に悪影響をおよぼしますが、犬の場合も同じだと考えられています。 —人間は、加齢に伴い歯周病患者が増えると言われていますが、犬の場合もそうですか? そうですね。
シニア犬は歯周病にかかっていますか?
個体差もありますが、歯磨き習慣のないシニア犬であれば、ほとんどの犬が歯周病にかかっているのではないでしょうか。 さらに言うと若いうちから歯周病になっている犬も少なくありません。 一見きれいに見えても、歯周病が進行していることがあります。 —以前は、犬の歯周病について、あまり耳にしなかったように思います。 人の歯周病ケアが盛んになったこともあり、動物の歯周病についても注目され始めたのだと思います。 歯周病菌が内臓の病気の原因となることなどが知られてきたため、ケアの重要性が再認識されたんですね。 しかし室内飼育が増えたこと、また犬の寿命が伸びたことで、歯周病を気にする飼い主さんが増えたのではないでしょうか。
犬の歯周病予防には歯磨きが必要ですか?
犬であっても、歯周病予防には歯磨きを推奨します。 それは、歯の汚れ、つまり歯垢を取り除くには「磨く」という物理的な力が必要だからです。 私たち人間は歯磨きをすることが習慣になっています。 そのため、歯ブラシを使って歯や歯茎をゴシゴシすることに不安や恐怖を覚えることはありません。
小型犬と小型犬は歯周病になりやすいですか?
—大型犬と小型犬では、どちらが歯周病になりやすいですか? 小型犬は顎が小さいので、乳歯が抜け切る前に永久歯が生えてくる場合があります。 そうすると、歯が重なった部分に汚れがたまりやすくなるので、歯周病になりやすくなる可能性はありますね。