痛くないからといって放置すると、歯根の先端は化膿したり炎症を起こしたりし、再び激しい痛みに見まわれ、顎骨炎や歯性病巣感染などを招いてしまいます。 歯周病が悪化すると、歯は支えを失い最終的に抜け落ちてしまいます。 それを放置すれば、歯周病はまわりの歯にも広まり、次々と大切な歯を失ってしまうことになるでしょう。
歯周病 抜歯しないとどうなる?
重度の歯周病を放置すれば、歯を支える顎の骨も失われます。 問題のある歯だけでなく、その周囲の歯を支える骨にまで影響を与えてしまう可能性があるということです。 つまり抜歯とは、歯を残すか、それともその周囲の骨を残すかという選択なのです。 骨が失われれば、そのままではインプラントや義歯という処置も難しくなります。
根管治療をしないとどうなる?
根管治療は、主に歯の神経が細菌に感染してしまった場合に必要なる処置ですが、根管治療をしないで放置してしまうと虫歯が進行し、最終的には抜歯が必要になってしまいます。 根管治療を始めたあとも、治療は最後まで終わらせるようにしてください。 また根管治療は難しい治療になるために、治療後も再発してしまうことがあります。
抜歯 なぜ抜く?
むし歯が進行しボロボロになった歯をそのまま放置すると、細菌に感染し、歯を支えている骨が溶ける、歯ぐきが激しく痛むといったさまざまなトラブルの原因となります。 また、歯の根の先端が細菌に感染して膿がたまっている場合も、骨などへの感染を防ぐため歯を抜くことがあります。
なぜ歯を抜くと痛いのか?
抜いた穴に血のフタがうまくできず、骨がむき出しの状態が続き、食べ物の残りカスや口の中の細菌が入ってしまいます。 その状態で一週間ほど経過すると、食べ物の残りカスが腐ってしまい、細菌が繁殖し、支えていた骨に炎症を起こしてしまいます。 それがドライソケットといい、痛みの原因になります。