喘息発作時では特に呼気時(空気をはき出す時)に息を十分出すことが出来なくなるため呼気時間(空気をはき出すに要する時間)の延長がみられます。 また、気道が狭くなるため空気の流れが乱れて喘鳴(ヒューヒューという音)が生じます。
気管支喘息 なぜ呼気性?
では,喘息の状態では,なぜ呼気の延長が目立つのでしょうか。 健常者でも吸気に比較して呼気のほうが長いという状態がみられていますが,喘息を有する場合,気道粘膜の浮腫状変化,気管・気管支平滑筋の収縮や分泌物により気管内腔の狭小化が生じており,気管支内腔は狭くなっています。
呼気性喘鳴 なぜ?
病態生理 末梢気道の狭小化または圧迫された部位を気流が通る際に乱流となり,気道壁の振動を引き起こす;この振動により呼気性喘鳴の音が生じる。 呼気相における胸腔内圧の上昇により気道が狭小化するほか,肺容量が減少するにつれて気道が狭小化するため,呼気性喘鳴(wheezing)は呼気時により頻繁に起こる。
COPD なぜ呼気延長?
COPDで気流閉塞が起こると、完全に息を吐き出したと思っても、肺の中に空気が残るようになり、呼吸するのにますます努力が必要になります。 また、COPDでは、肺胞壁にある毛細血管の数が減少します。 このような異常によって、肺胞と血液との間で行われる酸素と二酸化炭素の交換
喘息 笛音 なぜ?
気管支喘息と喘鳴(ぜんめい) 気管支の壁が厚くなり、気管支内の直径が狭くなった結果、息を吐くときに、勢いよく空気が通るため、まるで笛のようにヒューヒュー、ゼーゼーという音がするのです。