気管支喘息は、気道の慢性炎症を本態とし、臨床症状として変動を持った気道狭窄や咳で特徴づけられる疾患と定義されます。 といっても難しいと思いますので、まず炎症とは?というところから説明します。 炎症は発赤(赤くなる)・熱感(熱をもつ・発熱する)・腫脹(腫れる)、疼痛(痛み)の4つの所見が特徴的な状態です。
喘息 何日続く?
通常は5~7日間です。 吸入ステロイドは、気管支喘息の一番大切なお薬ですが、発作が起こってから開始しても症状が良くなるまでに時間がかかります。 更に発作時には息が吸いにくくなりますので、お薬がしっかり吸えなくなります。 ですから、発作時のみ吸入ステロイド薬を使用するのは、よくありません。
喘息の時はどうすればいいの?
発作が起きたらまず、発作の程度をみます。 苦しいが横になれる「小発作」、苦しくて横になれない「中発作」の場合、短時間作用性β2刺激薬を、20分おきに2~3回吸入します。 症状が改善したら、そのまま自宅で療養します。 症状が改善しない場合は、救急対応できる医療機関を受診します。
喘息 どうやってなる?
喘息(ぜんそく)の原因 喘息(ぜんそく)は、呼吸をするときの空気の通り道(気道)が、アレルギーなど炎症によって敏感になり、けいれんを起こして狭くなることで起こります。
喘息 何歳?
喘息の約9割は6歳までに発症すると言われています。 12歳か13歳頃までに5割から7割程度が寛解(服薬等の治療をしていなくても症状がない状態)すると言われていますが、残りの3割から5割は、成人まで症状が持ち越したり、一時的に寛解していたものが再発すると報告されています。