酸素療法 肺機能の低下が進むと、普通の呼吸では十分に酸素を取り込めなくなり、低酸素血症を起こし、呼吸不全という症状に陥ります。 家庭で持続的に酸素を吸入する在宅酸素療法を行うことで、患者さんのQOLが向上し、生存率が高まります。
COPD 酸素投与 なぜ?
酸素を吸うことで血中の酸素濃度が上がり、肺血管が拡張し心臓にかかる負担が少なくなります。 これにより心不全の予防や軽減につながります。 また酸素を吸入することで脳にも酸素がいきわたり、うつ症状や認知機能がよくなります。
COPD 酸素低下 なぜ?
肺胞まで炎症が及ぶと、肺胞の壁が壊れて弾力を失い、酸素と二酸化炭素のガス交換が上手く行えなくなります。 細気管支は狭くなり、肺胞は酸素を取り込めなくなるので、息切れを起こしやすくなります。 また、息を吸えても吐くことができない状態となり、二酸化炭素濃度が増加して酸素濃度が低下し、努力性の呼吸や息苦しさが増します。
なぜ酸素療法?
酸素療法は、低酸素血症の治療および予防を目的に動脈血酸素運搬能を高め、組織の低酸素状態を改善させるために行う(1)。 酸素は、肺で血液中に取り込まれ、ヘモグロビンに結合し、全身に送られてエネルギーであるATP(アデノシン三リン酸)を産生する。 そのため、その過程で異常があれば酸素療法の適応となる。
酸素投与 なぜ?
酸素療法とはカニューレやマスクなどを用いて体内に適量な酸素を投与する治療法です。 その目的は、動脈血の酸素化を図り、末梢の細胞組織に十分な酸素を供給することによって低酸素状態の改善をすることです。