大腸がんにかかる年齢は、50歳代から増加しはじめ、高齢になるほど高くなります。 男性に多い傾向がみられます。 女性がかかるがんで最も多いのは"乳がん"ですが、一方で女性のがん死亡原因の第一位は大腸がんですので、女性にとっても危険性が高いがんなのです。
大腸がんは何センチから?
大きさが直径2センチメートルを超えるがんでは、腸管の壁への浸潤が深いことが多いので、一般に、内視鏡で取るか手術をするかの境目は、直径2センチメートルまでとされています。 ただし、治療法の選択は、いろいろな検査の結果を総合的に判断して決められます。
大腸がんの初期症状はどんなもの?
早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。 症状としては、血便(便に血が混じる)、下血(腸からの出血により赤または赤黒い便が出る、便の表面に血液が付着する)、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、体重減少などがあります。
大腸癌になりやすい人はどんな人?
増加の背景は、食生活の欧米化に伴う動物性タンパク質や脂肪分の摂りすぎ、運動不足、肥満、喫煙、飲酒などが挙げられます。 また、遺伝的な要因が関係していることもあり、家族性大腸腺腫症1)やリンチ症候群2)の家系の方では、大腸がんになる可能性が高いことが知られています。
大腸がん 何歳からなる?
一般に大腸がんは40歳以上になると加齢とともにかかりやすくなる傾向があり、39歳以下で大腸がんにかかる方は多くありません。 ただ、遺伝性の大腸がん(家族性大腸腺腫症やリンチ症候群)は若い年齢から発症することが知られています。