早期発見のために 初期の段階では、大腸・直腸がんはほとんど無症状です。 このため大腸・直腸がんの早期発見のためには、第一に検査を受けることです。 大腸がん検診では、検便による便潜血検査(糞便に血液が混入しているがどうか)が広く行われています。
大腸がんの初期症状はどんなもの?
早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。 症状としては、血便(便に血が混じる)、下血(腸からの出血により赤または赤黒い便が出る、便の表面に血液が付着する)、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、体重減少などがあります。
大腸がん 何科に行けばいい?
早期の大腸がんでは症状はほとんどありませんが、進行すると血便、便秘と下痢を繰り返す、腹痛、貧血などの症状が出ることがあります。 このような症状がある人は肛門科や消化器内科を受診することが第一です。 そして、検査内容や検査対象は決まっているが、健康の管理を目的とし、費用を抑えたい人は各地方自治体の検診を利用しましょう。
大腸がん放っておくとどうなる?
放っておくと完全に管腔がふさがり、便もガスも出なくなる腸閉塞と呼ばれる状態になります。 直腸がんでは、左側大腸がんとほとんど同様の症状がみられますが、肛門に近いために出血があっても痔と間違えられやすく、放置されることもあります。
大腸がん検査便はいつからとっていいか?
大腸がん検診は40歳以上を対象に1年に1回の受診が推奨されています。 検査項目は問診と便潜血検査です。 便潜血検査では2日分の便を採取しますが、どちらか一方だけが陽性で一方が陰性という結果であっても、精密検査が必要です。