植物は、二酸化炭素をすって、それを酸素(さんそ)に変える働きをします。 したがって、火山のガスの中にあった二酸化炭素は、しだいに、酸素に変わっていったというわけなのです。 それで現在のような空気ができたのです。
なぜ月には空気がないのか?
ところでみなさんは月には空気がないことをご存じでしょうか。 月の重力は地球の1/6しかありません。 そのために、もし月に空気があったとしても、まるでコップの水が蒸発してしまうように、空気の分子は重力をふりきって宇宙空間に逃げていってしまうのです。 月に比べると、地球は強い重力をもっています。
なぜ空気は無くならないのか?
空気はいっぱいあるだけでは、いつかはなくなってしまうよね。 でも、人間も動物も、植物も、すった空気とほとんど同じ量の空気をはいている。 だから、空気はなくならないんだよ。 人間や動物は、空気をすって、体の中に酸素(さんそ)を取り込んで、二酸化炭素(にさんかたんそ)をはき出すよね。
酸素はどこからきたのか?
地球ははじめ水蒸気と二酸化炭素というガスにおおわれていました。 やがて地球表面の温度が下がると、水蒸気が海となりました。 その海の中で生物が生まれ、長い時間をかけて、太陽の光と水をもちいて光合成をおこないました。 その結果として地球上の酸素が増えていったのです。
大気 どうやって?
46億年前、誕生したばかりの地球の大気は、高温・高圧の水蒸気が大部分を占め、その他に二酸化炭素、窒素などを含んでいたと考えられている。 その後、数億年かけて地表が冷え、水蒸気が雨となって地表に降り注いで海ができると、大気の主成分は二酸化炭素と窒素になった。