低体温の原因として主に以下の3つが挙げられます。 ○代謝の低下身体の基礎代謝が低下している場合になりやすいです。 具体的には高齢や栄養状態の悪化、筋肉量の減少などです。 ○内分泌疾患甲状腺、下垂体、副腎など内分泌腺と呼ばれる臓器の機能低下症が低体温の原因になることもあります。
低体温の原因は何ですか?
低体温の原因の9割は筋肉量の低下と考えられます。 50年前と今では日本人の体温の平均は0.7度近く下がっています。 その理由の1つとして、現在のライフスタイルが、明らかな運動不足になっていることが挙げられます。 家事ひとつをとっても、50年前はすべて手作業で掃除、洗濯、料理などを行い、その上で畑仕事をするなど、日常的な運動量が大変多かったのです。
どのくらいの温度で体温を保つことができますか?
しかし、36.5℃以上37℃以下が最も体の機能を活発化させる温度で、この範囲の平熱を保っておくと、臓器だけではなく、筋肉にも良い影響を与えてくれるんです。 筋肉が温まることによって、体内の化学反応はさらに活発になり、効率よくスムーズに動いてくれます。 臓器や筋肉が活発に働けば、自然とポジティブな精神状態にもなるので、外出への意欲も高まります。 その一方で、体温が低い場合というのは、臓器や筋肉の働きが弱くなるため、自然と外出への意欲も下がり出不精になってしまいます。 つまり、体温というのは《人生を左右するような大きな影響力を持っている》と言えるのです。 平熱が36.5℃~37℃の範囲にあると、体の免疫機能が上がります。
健康な人はどのくらいの体温になるのですか?
36.5℃くらいという人もいれば、いつ測っても35℃台という人もいるかもしれません。 このように平熱は人によって異なるものですが、 健康な人の体温は36.6℃~37.2℃程度 になるといわれています。 日本人の平均体温は36.89℃
低体温は発熱につながる恐れがありますか?
一方、 平熱が36℃以下の人は「低体温」 といわれます。 体が冷えていて血流が悪く、放置すると自律神経失調症やアレルギー、便秘や肥満などの不調や病気につながる恐れがあります。 感染症法においては、 発熱の定義を37.5℃以上、高熱の定義を38℃以上 としています。 とはいえ、人によって平熱には違いがあるため、 自分の平熱よりも明らかに体温が高い場合は発熱の可能性がある と考えてよいでしょう。 体温は体の中心に行くほど高く安定しています(中核温といいます)。 対して、末端や体表の体温は中核温より低く、外気などの影響を受けやすいことから、体温計で測った体温が37℃だったとしても、足先の温度を測ると10℃近く低い数値になることもあります。